まさかの35歳!!?
お誕生日おめでとう。
もう何度、こうやってお祝いしてきたかしら。
初めて会った時、21歳だった相葉ちゃん。
黒髪で、「ヤンキー母校へ帰る」の先生を頑張ってた。
私は今もあの時の、うちわを持ってコンサートに行ってるよ。
背筋の伸びた後ろ姿。
何年か前。
アメリカに行く直前、私はエイトのひなちゃんとすばるの舞台を見に行った。
あの年はTIMEコンだった。
ドームでさようならをして、カウコンで初司会の君を見て、
もう会うこともないと思っていたのにオマケがついた。
グローブ座で斜め前のお席に、足を投げ出してお行儀の悪い少年がいた。(ニノだった。)
そのお隣にニット帽の少年がいて、(大ちゃんだった。)
その向こうに、眼鏡をかけた男の子が座ってた。
その男の子はインターミッションで、眼鏡をすっと外して座席を立った。
相葉ちゃんだった。
黒い革ジャンで、まっすぐな背中で通路を歩いて行った。
すごくすごく美しい佇まいだったので、息を飲んだ。
君の姿勢は、君の生き方そのものだと思う。
いつも思う。
そんな生き方してたら辛くないのかしら?
弱音を吐いたり、不満を聞いたのは、もっともっと小さい時のこと。
まだ舞台を頑張っていた頃、
ニノが
「なんて誠実な演技をする人なんだろう。」と言った。
本当にそうだった。
忘れられない舞台がある。
まだ君が20代前半の頃やった「燕のいる駅」という舞台だった。
初主演で初座長の君は、きっと悩んでいただろうな。
土田英生さんの有名な戯曲で、演劇をお勉強する学生さんは誰でも知っているという作品だった。
京都の劇団MONOが自分たちで公演をしている。
劇団MONOのビデオやDVDで、その後なんども見返してみるんだけれど、君の演技とはまた違う空気感が広がっている。
君の演技は凄かった。
すごく上手とかじゃなかった。
主人公を生きていると感じる演技だった。
演じているというよりも、生きている。
その苦悩を生きていると感じだ。
だから、私も我慢できずに泣いた。
今、
あれから10年以上が経ち、君はあの「高島」を乗り越えているだろうか。
私は、あの時君に長い手紙を書いた。
教育者として逃げていたということを恥じていたから。
自分自身が20代や30代の頃には対峙できたことだった。
だけど、その苦しみを知っていたから、私はもうそこには踏み込まないようにしていた。
それを君に見せつけられた。
そしてあれから10年経って、私はまた背を向けて面白おかしく生きている。
相葉ちゃんはどうかな。
あの頃のこと、覚えているかな。
ともすれば、君が何を考えたり何を思っているのかわからなくなる。
コンサートの時はどんなに近くに他のメンバーがいても(ごめんよ。)遠くに立つ君の後ろ姿を双眼鏡で見てる。
「ずっと見てるよ。」
って心の中で言ってる。
「忘れられない人」を見たとき、君が天使だってわかった。
だって、背中に羽が生えていたんだもの。
素足にサンダル。
空いた電車の座席が似合ってる。
駅のホームに立ってる姿もまだ想像できる。
次の角からポッケに手を入れて歩いてくるような気もする。
悪いことが、その姿のどこにも1ミリも見つけられない君。
君の笑い声が大好き。
今も、
君の背筋のすっと伸びた後ろ姿が大好き。
スポットライトを浴びて、高いところに立ってる君の後ろ姿が大好き。
だけど、
自分のパートじゃなくても歌ってる君も好き。
ずっと20代の頃から私のこと支えてくれてありがとう。
そして、35歳も
どうぞ健やかに
朗らかに。
良い1年を。
HAPPY HAPPY BIRTHDAY!相葉ちゃん。
大好きな君へ