日本に戻ってきた香取とたろうが嵐を想い綴る「なまけ日記」
ものすごいもの見た!〜ビリーエリオット一人反省会〜
2017年08月07日 (月) | 編集 |



どうしましょう。
何から話しましょうか。

2007年からアメリカに3年間過ごしていた時、確か1年目のトニー賞はジャージーボーイズ。
そして、その後
「ビリーエリオット」がトニー賞を受賞したことを覚えています。
ブロードウェイには、ビリージャンプの大きな看板が、私たちをずっと見下ろしていました。

オペラ座の怪人、ウエストサイドストーリー、マンマミーア、インザハイツ、メンフィスに至るまで、私たちはミュージカルに親しむことのできた数年でした。
もちろん、「ビリーエリオット」も!

そして、このミュージカルが、ここに来てこんなに心震わせるものだったとは、今の今になって知りました。

もちろん、主演は!
未来のスター!Haruto Maeda!
それから素晴らしい4人の子供達。(ごめんなさい、くくってる。)

私と晴翔くんのちょっとした繋がりは、今まで私の周りのお友達には「言いふらしすぎ」だと思うので、相当にたくさんの私の友達が今回のこの公演を楽しみにしてくれていたはずです。

一緒にこのミュージカルの幕が開くことを待っていてくれたお友達、そして、
「じゃぁ晴翔くんのビリーを。」と、選んで行ってくださったお友達もいらっしゃいます。

そして、
私、今回の東京は全くのジャニなし。
ただただ、晴翔くんの応援に東京へ向かいました。
そして、何より彼のマミーにおめでとうを言いたかったのです。
私のお土産は、晴翔くんには北海道のお菓子を、そしてマミーに花束を。

私と彼のマミーはアメリカの小さなタウンで出会いました。アメリカの駐在奥様の中でも唯一ジャニーズの話のできたお友達でした。本当を言うと、私はアメリカにいるときは孤独でした。
できるだけ周りの人に迷惑をかけないように、どこかに遊びに出かける時、例えばニューヨークフィルを聞きに行く、オペラを見にいく、ミュージカルに行く、ジャズを聴きに行く。。。そういう時はとにかく単独行動をしていました。
それがうちの家庭の鉄則だったのね。うふふ。

何かあった時に、絶対に人を巻き込まない。それが海外で生活をする時の私たちの決め事でした。
いつも一人でマンハッタンを走り、夜遅いバスで一人ニュージャージーのタウンに戻ってきて、高速の上にかかる陸橋を走ってパーキングロットまで行って、そこからお家へ向かう。
そんな生活の中、

彼女は「一緒に行こう。私、車出すよ。」
と言ってくれ、真夜中のマンハッタンによく連れて行ってもらいました。
なので、当時の晴翔くんはシッターさんのところにいたりしてたんだろうな〜。

よくうちでお茶をしながらジャニーズのDVDもみました。
光一さんオタクだった彼女には、嵐がジュニアであった頃の話も十分聞いてもらえる。なんといっても彼女は嵐のデビュー握手会に行ってくれている人ですから。

そんな彼女がアメリカから電話をかけてきてくれた、光一さんのエンドレスショック1000回記念のロケの話。
送られてきた台本に「光一」「ヤラ」という出演者がいたこと。
時差のあるアメリカと日本で、これから何が起きるのかをラインで夢中になって話しました。

ビリーのオーディションのことも、ずっと前から知っていたのでずっとずっと応援をしていました。
どうなったの?
10人に残ったの?すごい!
7人に残ったの?まだオーディションあるの?長いね〜〜!
そんなやり取りをしながら、

それでも私、晴翔くんは必ず受かると思っていました。
絶対にって思っていました。

私、こんなに晴翔くん晴翔くんと言っていますが、彼のダンスを生で見たことは今まで一度もないです。
ただ、小さい頃から未来のジュニアを目指して頑張っていることを、遠く近く見守っていただけなのだけど。

でも、おそらく選ばれる子っていうのは、決まっているんでしょうね。
もちろん、ご本人の努力は凄まじいものがあったことだと思います。

バレエ、タップ、ジャズダンス、ヒップホップ、歌、演技その全てができなければいけない、そして、公演3時間を出ずっぱりの主役。
なのに少年。

5人のビリーを見ていると日本の未来も捨てたもんじゃないって思います。
あの赤坂ACTシアターから、ものすごく綺麗なキラキラした道が彼らには繋がっているイメージがあります。
子供を育てるというのは、本当に尊い仕事だと、別な立ち位置にいる私も強く感じました。

1日目は吉田鋼太郎さんとガウチくんが見たくて、木村さくやくんの公演を。

そして5日は、待ちに待った我らが前田晴翔くんでした。

あ〜〜、、もうなんて言えばいいんでしょう。
「よかったよ。」
なんて言葉ダメダメ。
そんな学芸会の後みたいな褒め言葉じゃダメ。
Electricity並みに、言葉にならない素晴らしさでした。
ああもうね。素晴らしいとかも使いたくないわ。

彼を見ながら、彼が光一さんとともに尊敬する屋良ちゃんを思いました。
屋良ちゃんはダンスこそ人生と思っている人。
ダンスと生きている人。
ダンスに愛されている人。
全ての感情をダンスで表現しようと、いつももがいている人。

そして、晴翔くんも同じだと思いました。
彼は、まだ子供だからもがいているというのとは違うだろうな。
多くの素晴らしい大人が、彼の可能性を引き出してる。それも相当に強い力で。
おそらく本人も気づいていなかった力を、この1年以上の間に彼自身が自分のものにしたんだろうなと思う。

本当に
目の前にビリーがいたと思いました
ここにビリーがいる!
そう思いました。

この企画の素晴らしさ。
彼らに1年以上の辛い道のりを与えながら、彼ら自身をビリー自身にしていく。
彼らがビリーのことを想像し得るように、彼らにビリーと同じ人生を生きさせる。

マミーが、「女子のバレエチームはみんなお仕事をしている子達だから、お話ししてても子供と話してる気がしない。でもビリー達は全くの素人なんだよね。」
と話していたけれど、
本当に、全くの素人をまずは原石を1500人近く集めたスタッフさん達もすごいことです。
晴翔くんも進められてオーディションを受けているけれど、ホリプロの堀社長は全国のバレエコンクールを見に行かれたそうです。
「社運をかけた」って言葉は存在するけれど、本当にホリプロダクションの「熱」を感じる美しいミュージカルが誕生したんだと思いました。

内容も素晴らしい。
実は、ブロードウェイで観た時、「なんか華やかさのない暗いミュージカル」という印象でした。
日本に置き換えても炭鉱の町(北海道もそうなんで、そこがどんなところかすごくわかります。)、古い考え方や生きるスタイル。
それに、がんじがらめになっている人々の中から、光が生まれる。

私は、マイケルもその光の一つだと思っています。
私の見た時は城野立樹マイケルでした。関西人の彼の「笑わせたる」みたいな演技がグッときました。
古ぼけた考えの炭鉱の町にありながら、女装が大好きで愉快なマイケル。
いわゆるLGBTと言われるマイノリティ。
だけど彼がExpressing Yourselfで歌うように

みんなそれぞれ違うもの
それが当たり前
この世を彩らせるもの
大切なものは"個性"

彼自身もビリーと同じく暗い環境を強いられている。
だけど、自分は自分でそれを絶対に捨ててはいけないことを知っている強い子。

私が胸をグッとえぐられるシーンは最後に客席を歩いていくビリーを呼び止めるマイケル。
そのマイケルに駆け寄りキスをするビリー。

ホリプロの堀社長が

「マイケルがビリーにキスするシーンとラストでビリーがマイケルに駆け寄ってキスするシーンは何度見ても切なく美しい。80年代のイギリスでLGBTへの理解はまだまだ低い。マイケルの告白は勇気のあるものだったし、ビリーは拒絶せずに理解した。「またな」という挨拶が深い「この時代に、LGBTを個性と受け入れる心をビリーは持っている。」

とおっしゃってます。
本当にその通り。
光あるところに向かっていく少年とそこに残り生きていく少年。
ただ、マイケルには暗さがない。
彼自身も自分の光を信じている美しいラストシーン。

私は晴翔くんビリーの好きなところは、彼の持つ日本人にはない感覚。
おそらくこれまでクラスにはいろいろな髪の色、いろいろな肌の色、たくさんの言語を持つ友達がいたことでしょう。いろいろな価値観のある友達がいただろうと思います。
そういう感覚って、日本ではわかっていても身につかない。
彼の演技には、ちょっとした感覚が日本人じゃないのが上手に表現されていると思いました。よくブロードウェイから来たミュージカルを日本人がやると、どうもな。。。みたいなところがあるけれど、彼にはきっとその類はないだろうし、
たぶん、見せてはないだろうけれど、どのベテラン俳優陣も対等に見てると思う。うふふ。
その偉そうさが、彼の演技に繋がってるんだろうなって思うと、とってもいい個性だと思う。
日本ではついつい潰されてしまいそうな、はみでる感じを晴翔くんには大事にしていってほしいなと思います。

さて、あれやこれや書いてしまいましたが、本当に感動しました。
涙が出るっていう感動じゃない感じです。
作品の素晴らしさ、光と影の美しいこと。
物語を持った一人一人の人生が、社会情勢と共にうまく表現されているところで、大人のミュージカルとして成り立っていると思います。。
子供が主役でも大人のミュージカルだと思います。
道徳くさいところはちっともなく、
見終わった後に「夢と希望」が湧いてくる。
それが必要なんだ。
私たちの人生には。
子供達の未来には。

さてと10月まで続くビリーエリオット。
やらっちも光一さんも絶対見に行ってよ!と思う。
アッキーもいってよ!
そして、私ももう一度ビリーに会いに東京に向かいます。


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