いえいえ、本当は筋金入りのオフコース追っかけだったのです。
今年の「クリスマスの約束」色々なことを思いました。
それは、1曲目が「夜空ノムコウ」であったこと。
それから、小田さん最後のソロ曲は「NEXT〜僕らがいた〜」であったこと。
小田さんは多くを語らない人。
だけど、強い深い想いを、歌を通し音楽を通し世の中に伝えてきた人。
彼が、何かを伝えてる。
私たちにしかわからないことを伝えていると、昨日は感じました。
いつもアンテナを張り巡らしている小田さんは、この曲がリリースされた時、すぐに中居くんを「クリスマスの約束」に呼びました。
そして、中居くんと、SMAPのメンバーみんなに
「今の君たちにはこの詩の本当の意味はわからないだろう?」
と言いました。
「あの頃の未来に、僕らは立っているのかな。
全てが思うほど うまくはいかないみたいだ。
窓をそっと開けてみる、冬の風の匂いがした」
どうして、今、
この平和な聖夜に
どうして小田さんはこの歌を歌うの?
やめて、小田さん!そう思いました。
それから、小田さんは私たちに何かを伝えようとしていると思いました。
それは、小田さんが最後にギターを持って立ち上がり「NEXT」を歌い出した時に私の中では決定的になりました。
いえ、決定的というか私の中で何かが繋がっていく気がしました。
「NEXT」はオフコース最後の曲です。
おそらくライブでは歌われたことのない、全てのツアーが終わってからポンと手渡された歌でした。
まるで宿題みたいな歌で、オフコースは解散するのに、きっと何か言えなかったことを私たちに伝えてる、、と考えたものでした。
オフコースは、多くを語らないグループでした。
解散の噂が流れ出しても何も語らず、ある時突然小田さんの小学生からの親友である、鈴木康博さんがオフコースを抜けることが知らされました。
それは、事実上の解散でした。
だって、私には鈴木さんと小田さんが一緒にいないオフコースは、オフコースではありませんでした。
それでも、新しいスタジオの様子をファンクラブ会報で紹介する鈴木さんの姿があり、
小田さんは、最後のアルバム「NEXT」のレコーディングの様子をあの達筆な文字で書かれているのを読むと、それを受け入れるしかありませんでした。
それはもう、淡々と淡々と進んでいきました。
ファンの思いとか、そういうことはそこは存在せず、
彼らが決めた道なんだ。
その先があるんだ、何か未来を彼らは見つめているんだと思っていました。
だけど、あれからもう30年近く経って、私はまだオフコースの解散を納得もしていないし、やっぱりあのまんま続けて欲しかったと思っていて、
とにかく、死ぬまでに一度でいいから小田さんと鈴木さんが肩を並べ
ギターを持って歌う姿を見ないと死にきれん!といつも思うのです。
最後に彼らが手渡した「NEXT」は、明るい未来が美しく描かれているのに、
悲しく切ない、その未来が一体どこにあるのか。。。どうやってそこに私たちはたどり着けばいいのかと途方にくれるような詩でした。それでも、
それでも私は、その中に小さな明かりが灯されていると信じてここまできました。
「あのころ確かに僕らがいたね
誰も知らない僕らがいたね
何も見えない明日に向かって走る僕らがいたね。
新しいときの流れの中で
いつかまた会えるときがくるね
その時、またここから
歩き出せばいいから 」
いつか、またオフコースは私たちの前にその姿を見せてくれる日が来るんだ。
私は、大学生の時、この歌を何度も聞き、ものすごく泣いて泣いて、それでもきっと未来にまた会えるんだって思ってた。今も。
SMAPが明日で、スマスマの最終回を迎えます。
ファンが懇願しても、何十万の署名がその手に渡ったとしても、彼らは何も語りません。
言いたいことがないなんてあり得ない。
私は、もう30年前にもなるオフコースの解散のことを思い浮かべました。
解散から数年後、
小田さんは、ある番組で
「なぜ、最後のコンサートで小田さんは泣いたのですか?」
そう尋ねられ
「ヤス(鈴木さん)と歌えなくなるんだったら、もう自分は一生歌わないんじゃないかと思ったから。」
と答えていらっしゃいました。
私は当時、オフコースの筋金入りのファンだったけれど、彼らがなぜ何も語ってくれないのか、インテリでスマートな小田さんと鈴木さんに一体何があったのか、小学校からの親友の二人が、大学が東京と仙台に離れても歌い続けた二人を引き離す、一体そこに何があったのかわからなかったし彼らが苦悩してその「解散」を乗り越えたこともわからなかった。
SMAPの5人が何を考えているのか知りたい。
話したいことがいっぱいあるんだと思う。
ファンのこと一番に考えてくれる5人であったと、確かにそうだったと思う。
25年という長きにわたり、兄弟のように過ごした彼らを引き離すものは一体何なのか。
そこに明るく輝く道が用意されているのなら
5人が軽やかにその別々な道を進んでいくのなら
私は拍手を送りたいけれど。
心の奥の方で駄々をこね、泣き叫びたい自分もいるし
5人に追いすがりたい自分もいる。
「ありがとう」と笑顔でお別れなんてできない。
小田さんのソロコンサートに行った時、彼がオフコースの歌を一人ぼっちで歌い、その最後にこの「NEXT」を歌った時その当時の思いが溢れました。
私はこれから5年10年、何年たっても今年のこの想いを忘れないし、
いつの日か、5人の心から氷の欠片が抜け落ちることを祈っている。
ずっと。
ずっとだ。
誰がなんと言おうと、ずっと祈り続ける。
誰がそれを否定しようとも。
「僕らの終わりは、僕らが終わる
誰もそれを語れはしないだろう。
切ない日々も、あのひと時も通り過ぎてきたのは僕らだから
その時そこには君たちがいたね 心ひとつで君たちがいたね。
僕らはいつも 覚えているよ その心の叫びを」
小田さんが、5人の背中に歌ってくれてる気がしたんだ。
昨日。
新しいときの流れの中で
いつかまた会えるときがくるね
その時、またここから
歩き出せばいいから
コメントありがとうございます。
もちろん、覚えていました。
でも、どこで会ったんだろう。。。。と考えていました。引き出しを開けまくっていた瞬間でした。
とうとう、今日は紅白ですね。
あの時は、「これ成功しないと紅白も!」って相葉ちゃん願かけでもしてたのかもしれませんね。
でもあれが相葉ちゃんだから、相葉ちゃんは相葉ちゃん以上にならなくてもいいんですよね。
コメントありがとうございます。
きっとまたどこかで、ばったりとお会いすると思います。
どうぞ良いお年を。