日本に戻ってきた香取とたろうが嵐を想い綴る「なまけ日記」
野島伸司さんのアルジャーノン
2015年06月14日 (日) | 編集 |
野島伸司さん監修の「アルジャーノンに花束を」は、私にとって久しぶりにとても心に残るドラマでした。もちろん、このタイトルも知ってたし、別な俳優さんでのドラマも知っていました。

野島伸司さんの想いと
千住明さんの音楽。
そうくると、私にとってはもうかれこれ20年近く前の金曜ドラマ「未成年」が思い出されるのです。

当時の野島伸司さんは、特別なドラマを書くライターさんというイメージでした。
シナリオライターという裏方のお仕事を、表舞台に引っ張り出した方だと私は想っています。

そして「未成年」は私がどっぷりとジャニーズの世界に浸るきっかけとなったドラマでもあります。
慎吾ちゃんが出演していました。
想えば、さくちゃんと同じ知的障がいをもつ青年「でくちゃん」の役で。

でくちゃんが大好きで、ずっとくっついているのがいしだ壱成さん。
今回も出ていらっしゃいましたが、同じく河合我聞さん。
みんなどこかに傷を持った人達。
心であったり身体であったり、
そう、桜井幸子さんが自分の心臓手術のあとを見せる場面は、今回のアルジャーノンの萩原さんが自分の腎臓手術の話をするところにも通じるかも知れません。

私は原作をこれから読むつもりでさっき購入してきたんですけど。。。
今回のドラマがどれほど原作に忠実に描かれているかは別として、色々な「大切なこと」がドラマの中にちりばめられていて、最終回はほんとひさしぶりに、自分が流す涙が「きれいな涙」だと想えました。(どういう意味や)

高レベルの知能を得たさくちゃんが、退行していく自分に書くメッセージが愛に溢れていました。
知識を得始めたときは、血も涙もない人造人間みたいだったさくちゃんが、人間にとって何よりも崇高な心をも得ていくところ、もしかしたら本来持っていた心を取り戻し、またそれを失う過程で自分の大好きな人達のことを想いうかべていくところがなんとも切なかったです。

人間は生きていくのに、人と関わらなければならないから絶対に自分と他者を比べてしまいます。
比べたときに、どうしても優位に立ちたいと想って、ほんのちょっとでも何かしら自分が上だと想うことがあれば安心します。
だけど、ほんとに人間がもちつづけなければならないことって、
大切な事って
人間が人間である意味としてもっていなければならないこと。
目には見えない、誰にも計り知れないこと。
そういうことをいっぱい考えました。

さくちゃんの大好きな女の子、はるかが最後に「自分の覚悟が出来たとき」と歩き出すとき
きっといつかまた彼女は、さくちゃんの前に現れて、ふたりはもう一度恋をするんだろうなという希望が感じられました。

大好きだった人の記憶に残らないって、どういう気持ちだろう。
そこが野島さんのずっと描き続けたテーマかなと想います。
人と人は一度出会ったら、もう二度と手を離すことはない。
たとえどちらかが死んだとしても、ふたりともがこの世界を去ったとしても
また新しい世が巡ってきても、ずっと探し続ける。
「青い鳥」の悲しい国の恋人同士みたいに。
たとえ、相手の記憶の中で、自分が失われてしまったとしても、
数百年、数千年の時を経ても、必ず魂は求め合うということ。
それが、野島伸司さんのずっと描き続けるテーマだと私は想っていて、、アルジャーノンでは、それが「さくちゃんとはるかちゃん」であったのだと想っています。

さて、pちゃん。
pちゃんのドラマは数々と見てきました。
だけど、今回のアルジャーノンが、私は一等好きです。
さくちゃんの姿は、今まで私が一度も見たことのないpちゃんだったし、
おりこうになったさくちゃんの美しい顔にも驚きました。いやほんと、美しかった。
かつて、タッキーのお気にだったあのかいらし〜pちゃん。
おりこうになるまえのさくちゃんは、とっても優しい顔をしていて、笑顔がほんとうに子どもみたいで好きでした。
あぁpちゃんはこういう演技もするんだね。できるんだねって想いました。
冷血なpちゃんもよかったし、その冷血なさくちゃんが、どんどん愛に満ちあふれていくところも上手に表現されてたな〜〜って想った。うん。

そして、音楽は千住明さん。
彼が音楽を担当した「未成年」のサントラは、もう何百回も聴きました。
実は、彼の作る合唱曲も大好きで(Nコンの課題曲になったりもしています。)子どもっち達と挑戦したりもしてきました。なかなか難曲です。そんな彼の音楽がドラマを、上質なものにしていきました。野島伸司さん独特の(脚本はちがうけど)倒置法のような芝居口調のような、ちょっと昭和の匂いのする台詞をより磨き上げる千住明さんの音楽が、毎週楽しみでもありました。

原作自体が知性に溢れたものであり、そこに野島伸司さんの描く「永遠」というテーマが大きな河のように流れ、千住明さんの音楽が花を添える。
ほんとに、いいドラマだったなぁと想いました。

あ、、、風磨くんもよかった。
彼の存在が、あの研究室を柔らかくしてたものね。
彼が泣きながらアルジャーノンを抱いて走るところや、お墓に埋めてあげるときは私も一緒に泣きました。

萩原さんがさくちゃんに
「おまえは、どんなやつの心の垣根も取り去ることができた。それだけで、おまえはえらいやつなんだ。だから、おまえはそのままでいい。」って言ったように。

人間は、ありのままでこの世に生を受けたことが、なによりもすごいことで
存在することが何よりも大事なんだと。

・・・・アルジャーノンのサントラ聞きながら想いました。

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