日本に戻ってきた香取とたろうが嵐を想い綴る「なまけ日記」
本気ジャズ
2012年09月09日 (日) | 編集 |

Boys Mature Slow(DVD付)Boys Mature Slow(DVD付)
(2012/09/06)
大江千里

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おかえりなさい。千里さん。

ニューヨークから、千里さんの渾身の1枚(DVD付)が届きました。
すごい!
千里さんが追い求めるジャズ、しかもニューヨークの匂いのぷんぷんする本気ジャス!

今、記事を書こうとアマゾンさんに繋いで、初めて「DVD付」ってことを知って。。。爆!見ました。あははは。

ニューヨークの水たまり。
マンハッタンに出かけるとき、雨だったら絶対に長靴はいてったな~。
ニューヨークはびちゃびちゃの濁った水たまりが似合う。

薄暗い地下鉄のTRACKと、あの匂い。
非常階段。
無関心で、温かい人達。

その大きな生き物みたいなものに抱かれているのが心地よくて、私は毎日のようにマンハッタンに出かけてた。
ほんの1年半前です。

先日、師匠と一緒にご飯を食べたとき、きれいになった東京駅のところで
「ねぇ。かとりん、ニューヨークってこんな感じでしょう?」って言われたんだけれど

ううん。
ニューヨークって、もっと薄暗くて、汚れてて、独特の匂いがあって
色んな人が歩いている。
色々な気持ちがうごめき合ってる場所なんだよ。

そんな空気の流れてくるCD。

千里さんがアメリカに渡ったのは、ちょうど香取がアメリカに行く数ヶ月前。
まさかのまさかの、こんなところで同じ時間を過ごせるなんて!
そして香取も、ちょびっとだけジャズをやりたいって想ってた。

でもまぁ、なんと香取のジャズなんて自己満足もはなはだしいものだろうってこの1枚を聞きながら想います。

初めて千里さんに100thを越えた道ばたで会ったとき、ジャズのお話をしたとき
「ジャズのお勉強をしていらっしゃるんですか?」って千里さんは香取に言ってくれたけど、格が違いすぎる格が!

同じ数年を過ごしても密度が違うんだってこのCDには、そう言われている感じ。

映像の中ではにこにこしながら、ニューヨークのアパートメントの一室で、コンボの人達と演奏する笑顔の千里さんが出てくる。
笑顔で弾けるようになるまで、苦しかっただろうな~。
指がちぎれるほどスケールの練習したんだろうな。
目が真っ赤になるほど、楽譜と向き合っただろうな。
泣いただろうな・・・

日本での「大江千里」を全部置いてきて、「SENRI OE」という名前だけと一緒に、わんちゃんのピースと一緒にがんばった千里さんの渾身の一発。

ピアノをお勉強してきた香取。
ジャズが大好きでたくさんのレコードを聴いてきた香取。
ニューヨークのブルーノートも、ヴィレッジバンガードも、ジャズアットリンカーンセンター(カタカナか)も通った香取。
このCDはすごいな~~って想う。
1枚前のよりもずっとずっとすごい。すばらしい。

香取と同世代の千里さん。
キャリアを捨ててニューヨークに渡って、厳しい音楽大学のジャズ科に入学して、若いお兄ちゃんやお姉ちゃんと肩を並べてお勉強するの、きつかっただろうな。
小さなお店の片隅でギグを始めた千里さん。
あの日見た背中、忘れないよ!千里さん。
だって、千里さんは私にとって「ニューヨークの光」だった。

遊んでばかりの香取だって、アメリカで辛いことあったんだい!できないことや苦しいこといっぱいあったなかで、千里さんがずっと先の道を歩いてて、柔らかい光で「こっちだよ」って導いてくれた。

2年前の9月11日。
千里さんが初めて「演奏します」ってブログで告知されて弾かれた「被爆ピアノ」。
あの音、あの魂の音。まだ香取の耳に残ってるよ。

同じ世代の仲間として、千里さんが颯爽と歩いていく。
いやいや、ものすごい努力を重ねながら。

そして、
「洗練されたジャズ」とかじゃなく、「抑圧された音」でもなく
たぶん、日本人の「アーティスト大江千里が、苦しみ抜いて紡ぎ出す音」そんなジャズ。

香取は千里さんにもらった言葉(ブログからね)で、今もピアノに向かうとき思い出す言葉があるよ。

「本当の美しさを追求すること」

さて、このCDを制作するに当たって、千里さんはニューヨークのアパートメントの一室で、スタジオ探しから始めたそうです。エンジニアを選んだり、一緒に演奏するアーティストを捜したり、そこから一歩ずつ、この1枚を完成させたそうです。
アレンジも、何度も譜面に起こしたそうです。
こんなにも準備万端にしてレコーディングに望むことは今までなかったそうです。

それでも、
いつの日か。
自分にも、何もプランを持たずにレコーディングスタジオの扉を開ける日が来るのかもしれない。

そんな風に書いていらっしゃいます。
芸術は人を選ばないし、年齢制限もない。
香取がまだまだ若いとき、ピアノの先生に言われた「スキルは落ちるけれど、年齢を重ねても芸術性は決して落ちては行かない。むしろ、芸術性って高まっていくものだよ。」って。

香取にも何かまた音楽が出来るときがくるのかしら?

格の違う、すばらしいすばらしい千里さんの音楽を聴きながら

私もまた、夢を見る。

千里さんは現在、凱旋ライブ中です。今回は北海道に来られることもないし、東京でお会いすることもないけれど、また千里さんの本気ジャズを生で聞きたい。
だって、

千里さんは、私にとってニューヨークの光ですから!
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