日本に戻ってきた香取とたろうが嵐を想い綴る「なまけ日記」
おかえりなさい!
2010年12月15日 (水) | 編集 |
小澤征爾氏は、サイトウキネンオーケストラの皆さんと、一緒にステージに登場されました。

普通、指揮者は、オケが登場しチューニングが終わって会場が静まった頃に、ステージにあがるのだ。拍手を浴びながら。
だけど、彼はオケのメンバーと一緒に現れ、
まるでオケメンバーで、こっちが気付かないくらい自然に、メンバーに声をかけながら、
あっちの楽器の管に、
こっちのバイオリンチームに

指揮台には、椅子が
「カールベームか。。」とつぶやく香取。
(故カールベームさんという巨匠指揮者さんは晩年座って指揮。。。結構枯れてた。)

しかし、ブラ1の出だしでそれは全く違うということがわかりました。
NHKニュースに答えてたこちらの方が
「まったく変わらない小澤が戻ってきた。」って言ってた。

まさにその通り(だったらしい。泣き入ったうちの家族が言うには。爆!)。
初めて見ました。
シンフォニーを全て振っている小澤氏を。

指揮台に用意された椅子には、ほとんど座られず
ときどき「腰をいたわらなきゃ。。。」ということを、思い出されたように座る小澤さん。
ものすごい勢いで、演奏を引っ張って行かれました。

まさにね
show must go onで。。。(ってショックか)
いやもう始まったら、突き進むんだけれど、それがもう相当に高いところ
そうとう天に近い場所でのことで起こっているんだって思った。

ニューヨークは奇跡の街です。
ほんとに。
奇跡を起こす街なんだと思う。

演奏はそりゃもう。。。
1曲目のワールドプレミアの曲、2曲目のピアノコンチェルト(内田光子さん素晴らしい!)では、少しサイトウキネンオーケストラの持ち味を押さえていたんだと思うんだ。
もちろん、ピアノコンチェルトだもん。
しかも、申し訳ないけれど、、、やっぱり彼らは小澤征爾さんのオケなんだよね。
たぶん、小澤征爾さんによって「魂を吹き込まれる」オケなんだと思います。

ブラ1の最初の音が聞こえたとき、もう明らかにそこには全く違う空気が広がりました。
私はもうお星様席ですよ。昨日は。
チケット見たら43ドルで、コントラバスとか見切れてる。
ブラ1とベートーベンのピアノコンチェルトというプログラム、そして初日ということで、チケットを取る段階でここしか残っていなかったのね。
だけど、そのカーネギーホールの隅々にまで染み渡る音。

もちろん、もともとカーネギーホールには、多くのアーティストの音が染みついているのですよ。
しかし、それをもっていしても、あぁもう、カーネギーホールもね。奇跡のホールなんですよ。
カーネギーホール自体が、音を奏でる楽器なのだ。
ものすごく遠くにいる楽器の音が、ものすごく近くに聞こえる、耳元に聞こえ響き渡る奇跡の建造物。

なんせここは、ステージ上の椅子を動かすのに何百ドルもかかるという、重要文化財。
古くからニューヨーク市民に大切にされていたホール。
あぁもうね。
香取なんかは、ここで最後に歌ったジュディガーランドの写真とか思い出しちゃうし、数々のアーティスト達の写真がhallwayに飾られてるし、とにかく「殿堂」という言葉がふさわしい場所なのだ。

あぁもう、それにしても奇跡だ。
小澤征爾氏の演奏を、生きている間に(私がね)聞けるなんて。見ることができるなんて。

カーネギーホール
サイトウキネンオーケストラ
そして
小澤征爾氏

全てのカードがそろったという気がします。

小澤征爾氏の指揮。
熱く、、、、いえいえ、熱いというよりも「温かい」
そう感じました。
彼は全ての演奏者の音を受け入れて
全部浄化して天に上げる

またこれ、どんな言葉を使ってもだめですな~。だめ。言葉の負け。
繊細だし
深いし
優しいし
温かいし
力強く。。。。

あぁこれは、腰痛くなるわ。。。って思った。
こんな全身全霊かけての演奏は、腰の痛みも全快されないはずでしょう。

1楽章終わるごとに、座ってペットボトルの水を飲まれ
そして、譜面台にはハンカチが1枚置かれているだけ
当たり前だけど、、、暗譜か。。。すごいな。。。。

そして、私の耳には今でもブラ1の第4楽章が鳴り響いています。
その音はね。
今まで聞いたどのレコードでもCDの音でもなく
先週から予習していたボストンシンフォニーと小澤氏のCDの音でもなく
カーネギーで昨日2010年12月14日の夜聞いた、小澤氏とサイトウキネンオーケストラの音です。

曲が終わった瞬間、ものすごい拍手がカーネギーホールを包みました。
小澤氏は
オケメンバーひとりひとりと握手をし(ひとりひとりだよ。)
最後尾のティンパニーの前に座るメンバーさんのところまで遠回りをされて握手をしに行かれ
そして、ピアニストの内田光子さんと下野竜也氏を舞台袖にむかえに行かれ、腕を組んでまたステージに出てこられ
1曲目のワールドプレミアの曲、、、このカーネギーでのオープニングのために書かれたと思われる曲、、、を作られた作曲家さん(の名前は忘れました)をステージにもう一度迎え

何度も何度もオケのメンバーを会場にアピールされ
握手を何度もされ、何人もの方とハグをされ
その長い時間
決して拍手は鳴り止まなかった。

彼が「音楽」という道を選び
その道を追求されてこられたことは
私達日本人の「誇り」だ。

ブラボ~~~~!!

そして、かとりん、今日も参戦。
今日は武満徹とベルリオーズ。
私も体力勝負です。
オーラスまでつっぱしる。
オーラスはアリーナに降ります。(ってオーケストラ席だろうよ!)
コメント
この記事へのコメント
かおるちゃん クラッシックのがいいのかなぁ
昨夜 ニュースで 小澤さんの指揮をみました。
真剣な恐ろしいぐらいの眼光 目からのパワー
全身揺れ動く 音ひとつひとつに スキを見せない
音と闘っている。音の応援団長。人間離れした動き
全盛期の頃 2時間ぐらい あの動きで 指揮者していたのかなぁ。凄すぎる。汗だくですよね。
情熱 執念? 躍動 気合 人生を 感じました。
2010/12/16(Thu) 10:06 | URL  | 木村少年コーラス&村石太マン 愛知県発 #8HDkvnOk[ 編集]
臨場感あふれるレポ、ありがとうございます。
私もニュースで見ました。内田さんのピアノもなんてすごすぎます!!

小澤さんが新日フィルをずっと振っていらっしゃった頃、何度か生で聴きました。そして小澤さんの別荘が地元近くにあったということで、すごく身近に感じる方でもあるのですが、本当に自然体の、マエストロぶらないところが小澤さんの素晴らしさであり、音楽性はもちろんのこと、そのお人柄に皆さんが惹かれるのだと思います。

どうか、もっともっとご活躍をお願いしたいです。
香取さん、体力勝負ですが、でもこんなお宝経験、まずないですよね。頑張ってください!
2010/12/17(Fri) 00:13 | URL  | クレイン #-[ 編集]
ピアノの音がふわ~~っと上がってくるんです
>クレインさん
ほんと、もっともっと振って欲しいですね。もっともっと。

カーネギーホールのすごいところは、内田光子さんの奏でる「pp(ピアニシモ)」が、ふわ~~~っと最上階まで上がってくるんです。
たしかに、傍で聞くよりも、天井席(43ドル)の音の方が、サイトウキネンの音も美しかったです。

指揮者とオケメンバーが遠いのが、巨匠と言われる指揮者さん達の特徴ですが(ローリンマゼールはニューヨークフィルのメンバーに恐れられていたらしい)、小澤さんはきっとオケのメンバーのひとりひとりの心に入り込んでいく方なんでしょうね。
オケが応えよう応えようと演奏しているのが、伝わってくる。。。そういう空間がステージにありました。

お宝体験。。。これを生かしますよ!!嵐ファンとして。
2010/12/17(Fri) 06:53 | URL  | 香取 #-[ 編集]
ありがとうございます。
>木村少年コーラス&村石太マン 愛知県発
どんな言葉を持ってしても、なかなか伝えきれない小澤氏の指揮、演奏でした。

ただ、彼が「音楽」の道を選んで、その道をずっと追求し続けてこられたことが、たくさんの奇跡を生んだんでしょうね。
人間のエネルギーって、宇宙みたいですね。
2010/12/17(Fri) 07:01 | URL  | 香取 #-[ 編集]
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