日本に戻ってきた香取とたろうが嵐を想い綴る「なまけ日記」
不思議アメリカ人
2010年07月17日 (土) | 編集 |
この頃、普段持ち歩いているメモ帳に、「不思議アメリカ人」というページを作って、「それはないやろ!」というアメリカ人の行動を、少しずつメモしています。

幾つかご紹介しますと
「ニューヨーク市警は、いつもなんか食ってる。」とか。。。
「アメリカ人は、いつも片手にコーヒーを持っている。」とか。

日本人からはおよそ考えられないような日常が彼らにはあるようで、「お土産話」にメモし始めているところなわけです。

さて、昨日もその「不思議アメリカ人」のひとり、英語の先生とお話ししていました。
「先週は3回もムサシを観た。」という話です。
この話をすると、たいていの人は「なんで3回同じものを観るの?」と聞きます。

これはまぁ、日本人にだって聞かれるわけですが、ジャニオタの皆さんなら逆に聞かれる意味がわからなかったりするでしょう?
でまぁ、そんな話をしていたわけです。

この先生は、きっと私と同じくらいの年齢のアメリカ人男性。来た当初からよくこの人に当たるので、彼が教室に入ってくると、、いつもなんか笑っちゃう。
その先生に話していたわけです。舞台というものは見る度に少しずつ変わっていって、演出者の意図がわかったり、目の前にいる俳優さんの成長がわかるのがおもしろいんだ。。というようなこと。また、日本ではチケットが取れない有名な演目だから。。。とか並べていたの。

その中で、彼は「へぇ、、、どんなお話なの?」と質問してきました。
ストーリーを紹介しました。
これは、宮本武蔵と佐々木小次郎の巌流島での戦いの6年後の話。
先生は、「ムサシは知ってるよ。二刀流だよね。」って、、なぜか知っていた。有名なのね。
ムサシがお寺のセレモニーに参加していると、小次郎が彼を捜し当て、果たし状を渡しにくる。
その二人の命を懸けた戦いをなんとか止めようとする、セレモニーに参加する人達との3日間の話なんだ。。。ということを伝えました。

「殺してはいけない」「死んではいけない」「どんな理由があっても人を殺してはいけない。」「人間が美しく死ぬということは決してない。」そういうメッセージがこの物語には詰まっててね。

これは、アメリカの人々への日本からのメッセージでだと思う。。。私は最後に言いました。

彼は、相当にこの物語を気に入ってくれたみたいで、
「うわ~。。。行けばよかった。。知らなかった。」と残念そうでした。
たくさんのアメリカ人が来てたけれど、果たして彼らちゃんと日本人が伝えたいこと、わかってるのかは疑問だな。たぶん、ムサシというタイトルで、侍が斬り合うようなお芝居を期待していたんじゃないかしら?もしそうだったら、あのお話は彼らにはどう映ったのかな。。。なんて話していました。

彼は言います。
僕たちは、日本人のことをほとんど知らないと思うんだ。例えば、侍が刀を持っているとか、ちょんまげを結っているとか、、、東京とか京都とか、それくらいしか知らないからね。。。

侍って。。。あんた、それ古い情報過ぎる。
たしかに、ムサシの時代は人は刀をもっていて、そして「道」というのが武道の世界にあって、切るとか殺すとか死ぬっていうことが「美しい」と思われていた時代でもあるよ。それにね、第二次世界大戦までは、日本ってそういう考え方が残っていたと思う。あなたも知ってると思うけれど、日本軍には飛行機でアメリカの船に突っ込んでいくという戦闘法があって、、、

「カミカゼだね。」彼は言う。←うわ、よく知ってるね。。。

でも、戦争の後は全てが変わったよ。政治も国も、考え方も。。。というような話をしていたら先生がこんなことを質問してきました。

「君が、アメリカ人と日本人がここは違うな~って感じるところはどんなところ?」と。

そうだな。。。戦争のことだけを言えば、例えば、ハドソン川に浮かんでる空母インテルピッド。
あの船は沖縄戦に参加してるんだけれど(彼はそれを知らなかったようで、驚いていた。)、沖縄戦は日本で唯一地上戦となった場所で、アメリカ軍が上陸してきて日本軍はもちろん、多くの市民が殺されたとても悲惨な過去をもつ場所なんだ。
だけど、インテルピッドの中には「何機の日本軍の飛行機を落としたか。」って言う「星取り表」が貼ってある。
それってどうなの?

あぁ、、、それは、ひどい話だ。。。と彼は繰り返していた。

もうひとつ言わしてもらうと、「エノラゲイ」。
あのスミソニアン博物館のエノラゲイの展示の仕方と、それを「戦争を終わらせた英雄」みたいに説明しているベテラン(退役軍人)のこと、それから、ミサイルとか戦闘機とかのエキシビジョンの激しいこと、、これはどうなの?
そういうの、あの戦争を体験した日本人にはあり得ないことなんだけれど。。。

彼は言います。
アメリカは武力をとにかく誇りに思っている国なんだ。だけど、エノラゲイが「戦争を終わらせた英雄」っていう考え方はあんまりな話だよね。
アメリカ人ってほんと悲しいことに、「人を多く殺さないと、その人達と仲良くなれないんだ。」
今は日本人と友達だけど、そのために多くの人間を殺した。
ベトナム戦争もそうだし、
だからきっと、アフガニスタンやイラクの人とだって、きっといつかアメリカ人は友達になるんだと思う。
だけど、その前に多くの人が犠牲になってしまうのかもしれない。。。

ヤンキースタジアムにいくと、胸に手を当て帽子を脱いでアメリカ国歌を歌うことが当たり前。
先日遊びに行った、アメリカ人のお友達のお家には「ワシ」の置物がいっぱいあった。
「これはアメリカの象徴だから。」って。

先生と私。
ひとりの人間と人間。
願っていることはきっとひとつ。
「ムサシ」で、あのゴースト達が願ったことと同じ。

殺しては駄目
死んでは駄目。
命は何よりも大切なものだという、当たり前のこと。

でも、あの日のリンカーンセンターにいたアメリカ人の皆さんの感想が知りたいと思った。
そして、
今日本の政治がまたもやバラバラになっていて、あの沖縄の普天間のことも辺野古のこともどこにいった?みたいなことになっている。
日本人同士がどれだけ話し合って、どれだけ解り合おうとして、どれだけ憎み合ったとしても、、、
この国のえらい人は、まるで小さい虫かなんかを踏みつけにするように
「なかったこと」にしちゃうんだろうな。
いえ、もしかしたらもとから「考える必要もない」ように扱われるのかもしれないな。

まぁだけど、不思議アメリカ人の中にも、「話の分かる人」もいるんだね、、、ということに感動しました。
そして、「君の物語の説明、わかりやすくてよい!」って褒めてもらった。
だって、何回もこの話、色んな人にしてるんだもの。爆!

井上ひさし氏の渾身の想いが込められているシナリオ「ムサシ」。
そこに蜷川さんと役者陣が命を吹き込んだお芝居「ムサシ」。
3回も観たのは、もちろんより理解したいということもあったけれど、何より嬉しかったのよ。
日本人が来てくれるっていうのが。
知り合いでもなくても、そこに日本の人が日本の風をふ~~っと吹き込んでくれるのがものすごく嬉しい。

そう日本人ってね。
日本の風を連れて来るの。
だって、この間マンハッタンの駅で日本のツアーの人達とすれ違ったとき、
急に日本の匂いがして、風が立ち
急に涙が出てきたもん。

だから、行くのよ。
来月は平井堅。
ええもう、北島三郎さんだって行きますよ!

さて、最後に嵐国立コンの結果、、、ちょこちょこ教えてもらっています。
喜びの声とか悲しみの声とか、、、皆さんのひとりひとりの人生を受け止めて、また嵐が国立競技場に立つんだね。
私も行きたい!!
だけど、今回も羽の付いた魂だけが、高い鉄塔の上にきっと座ってることでしょう。
で、、、荒天だと延期とか中止とか、、、そんなこと最初書いてなかったじゃん?今更、、ねぇ。
翔ちゃんソロコン思い出すからやめて~~~だよね。
コメント
この記事へのコメント
英会話の先生とそんな深い話をされてるんですね~そこまで詳しく話せるってすごいなぁ。

わたしはムサシをあの劇場で見ていてアメリカ人が戦争のことに結び付けて考えることはしないだろうな~って思ってました。。。周りの人はそんな反応じゃなかったし。。。
あくまで戦争は自分たちの正義のためにやったことだと思ってる人が圧倒的に多いのだと思います。
大統領が「アメリカはNO.1でなければならない!」って演説し、観衆が盛り上がるのをみて「これがアメリカだよね。。。」って思いました。

さて、来月は平井堅、楽しみ~!!よろしくです☆


2010/07/18(Sun) 00:23 | URL  | ぶん #-[ 編集]
う~~ん、すごくはないのだ。
>ぶんさま
コメントありがとうございます。

まぁ、先生も私も大人なんで、いつまでも天気の話しても仕方ないので、できる限り私は「自分が日本に帰って、お仕事に役立つこと。」を話すようにしてるんだ。
まぁ、英語なんで伝え切れてないし、相手の行っていることも100%理解はしていないと思うけれど、、、そういう話のできない相手は、やっぱり日本人としてもつまんないしね。
お金払ってるしさ~。

ムサシからいきなりアメリカ人へのメッセージ、、、っていうよりも、人間そのものの生き方ってことなんだよね。アメリカ人だって十分それくらいはわかってるけれど、それにしても武器が好きな人種だよね。この人達。
ときどき、意味がわからないです。。。

さて、平井堅もさることながら、メールしました演目、いかが?爆!
2010/07/18(Sun) 13:14 | URL  | 香取 #-[ 編集]
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