日本に戻ってきた香取とたろうが嵐を想い綴る「なまけ日記」
特別なカーテンコール
2010年03月13日 (土) | 編集 |
今朝、帰国されるお友達の家にプレゼントを届けにいく直前。
最後のメールチェックをしているとき、2通のメールが届きました。

ひとつは、「TALK LIKE SINGING」の千秋楽に参加されたSMAP友さん。ニューヨークでもご一緒した方。
彼女から千秋楽の「握手」のことや、ニューヨーク公演のことがやっぱり忘れられませんっていうメールをいただきました。

そのメールと同時に届いたのが、別のお友達からいただいたこの新聞の記事です。
三谷幸喜さんの「ありふれた生活」朝日新聞3月12日のコラム。
タイトルは「特別なカーテンコール」

和田誠さんのかわいいイラストのついたその記事を読んで、
出かける前に私、、、、
またもや、どばぁ~~~っと泣いちゃいました。
その中には、最終日の「talk like singing」の様子が三谷幸喜さんによって書かれていました。

最終日、ステージに出る直前に慎吾ちゃんが
「僕は今日、ステージから去ることができないと思います。ひとりで残っていますから、誰か僕を連れて行ってくれませんか?」
そう三谷氏に話しかけてきたそうです。

誰よりもターロウを愛し、この舞台を愛した彼の本心だったんだろうと三谷氏は書いていらっしゃいます。
そして、さらに、この舞台の幕を下ろす「演出」でもあるだろうと。
コンサートのプロデュースに参加する慎吾ちゃんが、どうやってこの舞台の幕を閉じるのか、それは自分を客観的に見ることのできる慎吾ちゃんのひとつの演出だったのだろうとも。

演出家は舞台の初日が始まったら、もう出番はない、、、そうおっしゃっている三谷さんは最後までステージに上がるつもりはなかったそうです。
でも、慎吾ちゃんのリクエストを聞いたとき
「これは自分の役目だと思った」そうです。
彼を舞台から連れ去るのは、彼を舞台に引っ張り込んだ僕しかいない。

慎吾ちゃんと三谷さん。
ふたりでニューヨークの街を歩いて話している様子を特番で見ました。
そのふたりは、信頼し尊敬し合う役者と演出家。
その深さ。
ときどき冗談をいいながら、ものすごく賢いに違いない三谷さんの質問に、ふわ~~~っと答える慎吾ちゃん、、、このふたりの関係の美しさ。
三谷さんは、必ず慎吾ちゃんのことを「香取さん」って呼ぶ。
慎吾ちゃんはもう長い時間この世界にいて、十代の頃は慎吾ちゃん、それから香取君。
今では、香取さんって呼ばれることも多いのかな?
年上の三谷さんが「香取さん」って呼ぶその言い方は、心からの尊敬を表している気がします。
表現者としての尊敬の気持ち。
そして、慎吾ちゃんは三谷さんに絶大的な信頼を寄せている。
こうやって信頼できる大人に出会って、長く一緒にお仕事ができて、そして今回はほんとに彼の世界が広がったんだと思う。

「その先」は、三谷幸喜さんにも見えなかっただろうし、慎吾ちゃん自身にも見えてなかったんだろうな。
こんなにもターロウが好きになって、
こんなにも舞台にいることに幸せを感じ、
こんなにも共演者を愛おしく思う。
もしかしたら、香取慎吾の役者さんとしての人生で今まで感じることのできなかった「幸福感」に
慎吾ちゃんは出会えたのかなって思う。

そして、
よく千秋楽に泣くじゃないですか。。。役者さんって。
それってどういう涙なのか今まであまりわかっていなかったです。
ほっとして泣くのかな。
今まで毎日時間に縛られて、深酒もできなくて、、、、緊張感の中だけで生活する。。。そういう閉塞感から抜け出せる喜びなのかな~。。くらいに思っていました。
もちろん、達成感があるのでしょうけれど。

今回、初めてロングランで舞台をやって慎吾ちゃんのことを、遠くから見ていて知ったことがあります。
この「千秋楽」は
慎吾ちゃんとターロウのお別れ会だったのか。。。って。
大切に大切に、
ひとつひとつの台詞を話したんだろうな。
大切に歌ったんだろうな。
名残を惜しむようにターロウの人生を生きたんだろうな。
息を吹き込んだのも慎吾ちゃんだっただろうし、育てたのも。
そして、お別れも。
だけど、本当の「お別れ」を自分ですることはできなかったんだね。
心優しい慎吾ちゃんらしい。

カーテンコールの最後に、慎吾ちゃんが蟻をつまんで食べる、、、舞台の片隅にちょこんとしゃがんで。
そこに白衣を着た三谷さんが登場して彼の肩にそっと手を置いたそうです。

振り返った慎吾ちゃんは目を丸くして、微笑んだそうです。

三谷さんが来てくれること、信じてたんだろうな。。。
ふたりは、強く握手しハグし、お辞儀をして、、、
そして、去りがたそうな慎吾ちゃんを三谷さんが舞台の袖に強引に押し込んだそうです。

始まると必ず終わりがあります。
出会っちゃったら、別れがある。

三谷さんのこの舞台への想い、ニューヨーク公演を行う意味、、、そういうのを先日あの素敵なパンフレットでしっかり読んでいたので、この記事をいただいて目を通しているとき、その三谷さんの気持ちも慎吾ちゃんの気持ちもなんだか急に押し迫ってきてね。
朝から、泣いちゃいました。

確実に、香取慎吾という人は「大きく変わった」のでしょうね。
それをきっと「成長」って言うんでしょうね。
ものすごく尊いもの。
だけど目に見えなくて儚い感じの。
胸が熱くなってたまらないもの。
いっぱいみんなからもらって、そして手渡した。

いつも、「ひとりでいる」ことを選んでそこにいることが多い。。。そんなイメージの慎吾ちゃん。
ずっとターロウが傍にいてきっと幸せだっただろう慎吾ちゃん。
今、もうターロウは帰っちゃって、寂しいんだろうな。

外で出待ちをしていた1500人のファンのひとりひとりと握手をして、彼は劇場を後にしたそうです。
遠いところから見ているだけの私には、うまく言葉にもできるわけないけれど。

この数ヶ月間に
ものすごいことが彼の中で起こって、
そして彼の気持ちの流れは、
方向を大きく変えて新しく流れ出したんだろうな。。。
そう思いました。


私にとっては11月22日で終わったはずのこのミュージカル。
最後の最後のカーテンコールまで、楽しませてもらいました。
慎吾ちゃん、ほんとにお疲れ様。
そして、三谷幸喜さん、ありがとうございました

コメント
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2010/03/13(Sat) 08:49 |   |  #[ 編集]
心がそこにあるんですね
>ヒミツの方へ
SMAPの人達、、、ってなんかその表現に笑っちゃいました。

嵐へ世代交代なんて、世の中は勝手なことを言っているけれど、嵐からしたら、本当に大先輩でいっぱいいっぱい教えてもらいたいことがいっぱいだろうし、だけど、それができないくらい遠い人なんでしょうね。

今回の慎吾ちゃんのミュージカル。
すべて三谷さんの思惑通り。。。きっと大成功。
そして、違うフィールドで戦うこと、、、後輩達に見せつけてくれたと思います。

嵐もとってもきれいな人達だけれど、
私、やっぱり
慎吾ちゃんってひとは、きれいな人、美しい心をもつ人だな~って、つくづく思いました。
ニューヨークで公演がなかったら、こんなにも彼の姿を日本では追わなかったかもしれない。
全て、神様のされたことです。
すごいわ。神様は、、、私がジャニオタと知っててのことだったのか~。
2010/03/13(Sat) 16:17 | URL  | 香取 #-[ 編集]
香取さんの文章読ませていただきながらボロボロ泣いてしまいました。。。
三谷さんのコラム、読めてないんです
だからココで読ませていただけてすごく感動しました

三谷さんが最後に舞台に出てきた意味
私、ちゃんとわかってなかったです
2人の間でそんなやり取りがあったなんて・・・
すごく慎吾くんらしくって慎吾くんらしすぎて、涙です

最後のありんこ食べをしてるターロウに三谷さんが「僕にもちょうだい!」って手を差し出しそれに応えた慎吾くん
あれはありんこをあげたんじゃなくって、ターロウの魂を三谷さんに返したのかもしれないですね
「バイバイ。ターロウ」って。。。
ターロウの魂が抜け、香取慎吾に戻ってしまった姿だったから三谷さんは慎吾くんの肩を抱いて帰っていかれたんですね

そう思っただけでまた涙です

こんなにも色々な人たちの想いがいっぱい詰まったステキな作品に出会えたことが本当にしあわせです。
三谷さん、本当にどうもありがとうございました。

私なりにずっと慎吾くんのことを応援してきたけど、まだまだ知らない慎吾くんの姿がいっぱいでした
三谷さんは慎吾の慎吾らしい姿をよくご存知でちょっと羨ましかったです(爆)
三谷さんに負けないぐらい、慎吾くんのこともっと愛していかなくっちゃ(笑)
2010/03/13(Sat) 20:00 | URL  | しな #-[ 編集]
慎吾ちゃんのイラスト本
>しなさん
この記事を読んで、彼のイラスト本の後書きに書いてあったことを思い出しました。
彼が亡くなったおばあちゃんのお席を作って、コンサートに臨んだ日。
そこには荷物もなにも絶対に置かないで。。。って周りの人にも言っていたんですよね?
そして、ステージから彼がふとその席を見たら、亡くなったおばあちゃんが座っていて、それを見た彼は泣けて泣けてどうしようもなくなって、木村君が大きな慎吾ちゃんを抱えて舞台袖に連れて行った。

そのシーンをなんだか思い出しました。
だから、そういうことって、慎吾ちゃんには絶対にあるんだろうな。
このおふたりの様子が、まるで自分も見たように浮かんできましたよ。
そして、やっぱり三谷さんの文章が本当にじょうずで、伝わってくる。
改めて、このターロウの物語は素晴らしかったんだって思います。

私も、ニューヨーク公演だけだったら決して気づけなかったことがいっぱいです。
だけど、ニューヨークの何の情報もないあの公演も、彼らには絶対に必要だったんでしょうね。

最後までターロウを見つめ続けたしなさんのコメント、嬉しかったです。ありがとうございました!!

そして、私も思います。
ありんこを手渡して、きっとターロウを三谷さんに返した。。。。きっとそう!
そうだね。
それを、慎吾ちゃんも最後にやるべきだって思って、本番間際に三谷さんに話したんでしょうね。

きっとたった一瞬の二人の会話だったんだと思います。
それが、こんな風に心通わせるラストシーンを作り上げる。
やっぱり、慎吾ちゃんも三谷さんも、すばらしい表現者ですね~。すごいな===。
なんて尊い関係なんだろ~~。。。。ってしつこいので、この辺でレス終わります。爆!
ありがとう==。
ニューヨークの思い出も全部ありがと~。
2010/03/14(Sun) 00:23 | URL  | 香取 #-[ 編集]
I miss Tarlow.
ターロウが舞台から去って、ターロウのブログが更新されなくなって一週間。私の頭の中のバンドはターロウの音楽をいつでもどこでも奏で、ブログの更新通知メールを無意識に待つ日々が続いてました。

引きずってます。重症です。
「握手」もしたはずなのに、私の眼はいったい何を見ていたのかなあ。

香取さん
三谷さんの記事、紹介してくれてありがとうございます。朝日新聞・・人に頼みました。

千秋楽は、ターロウの歌やせりふ、ひとつひとつをかみしめていました。でも何よりも慎吾ちゃん自身が、ターロウとの時間をかみしめていたんだよね。ターロウ・・月に帰っていく「かぐや姫」みたい。

結局、7週連続で赤坂に通いました。
潤くんも見ましたよ。

ニューヨーク・・なつかしいです!
2010/03/14(Sun) 00:30 | URL  | Mariko #9xsPF1TE[ 編集]
僕はただ~歌ってるだけなのに~♪
>Marikoさん
寂しいですね~。。。
でも、私はニューヨークでの千秋楽がやっぱり最後でした。
あの日、慎吾ちゃんは何にも話さなかったです。
まだ、ターロウが彼の中で生き生きとしたまんまだったからでしょうね?

そう思うと、ちょっとニューヨークの楽は寂しかったけれど、だけど、そこは通り道でもっとすごいことになるってことだったんですね~。
日本のターロウにも会いたかったな~。
2010/03/14(Sun) 03:25 | URL  | 香取 #-[ 編集]
香取さん、おはようございます。

私も三谷さんの「ありふれた生活」読みました。
ミュージカルは観てないけれど、
あの記事を読んで涙がでました。

読みながら、
「香取さんもこの記事が手に入るといいな」
と思っていました。
読まれたとのこと、本当によかったです。

2010/03/15(Mon) 10:34 | URL  | 凛 #-[ 編集]
Re: タイトルなし
>凜さん
私の友人ネットワークはなかなかのものでしょう?
三谷さんの文章が素晴らしいですね。
こうやって自分の近くで起きたことを、短い文章で、100%伝えられるってすごいことだな~と改めて思いました。

ふたりを見ていると、クマのプーさんとピグレットの後ろ姿を思い出します。
ふたりがなぜいつも一緒に居るのか。
それは「居心地がいいから」だそうです。
きっと慎吾ちゃんと三谷さん間には、とても柔らかい温かい、そういう関係が長い時間をかけて作られたんでしょうね。
2010/03/15(Mon) 11:05 | URL  | 香取 #-[ 編集]
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