日本に戻ってきた香取とたろうが嵐を想い綴る「なまけ日記」
私達はどこから来たのか
2009年07月02日 (木) | 編集 |
久しぶりの英語の学校ネタです。

ここは落ち着いていきましょう。爆!

昨日、英語のお勉強の日でした。(今日もね)
昨日はいつものレッスンの後に、セミナーというのを受けてきました。

タイトルは「ユダヤ文化」かとりんらしいでしょう?
私の行っている学校は、時々セミナーを開いています。もちろん参加するには参加料がいるのですが、その内容が結構おもしろいのです。
「パーティでの会話」「銀行での会話」「ビジネスの現場での会話」「グリーティングカードの書き方」「アメリカのイベント」「野球観戦の仕方」などなど。

こちらに来て、「ここでなんて言うのや??」と常に思っている私達にはとってもよい内容です。ただ、時間帯が夜のことが多いので、私はなかなか参加できずにいました。

その中の、香取興味津々のタイトル「ユダヤ文化」っていうのに、ずっと参加したかったのです。学校では新しいシステムができ、自分の持っているレッスン回数の何回かを、セミナーに回すことができることになりました。
自分の好きな時間に、自分の好きなセミナーをONE ON ONEでやってもらえるのです。なかなか濃いよね?

私はいつもひとりでレッスンを受けているので、レッスン回数も動かしやすいし、前回のレベルも数回早く終わっているので、おそらく今回もレッスンが残るだろうと見越して、セミナーを受けることにしました。

「ユダヤ文化」です。
もう、ここに来てくださっている皆さんは、香取のユダヤ人好きは耳にたこができるくらい聞かされているので、敢えてもう説明しませんが。。。ユダヤ人に興味津々なのです。

特に、ここアメリカに来てからは、かなりの人数いらっしゃるので、、、しかも彼らは特別な出で立ちでもいらっしゃるので、、、さらに興味津々な訳です。

また、なぜ彼らが世界中で差別され続けてきたのか。。。。これも興味津々なんです。ここがやっぱり知りたいです。
前にレッスンを受けたことのあるJEWISHの先生は
「私達には長い差別の歴史があるわ。」っておっしゃっていました。
本当にその通り。
「ホロコーストなんて、それは氷山の一角」って彼女が言う通り、あらゆる歴史の中で彼らは「差別の歴史」を体験している民族なのです。

さて、お部屋でひとり、先生を待っていました。
そこに、がちゃっとドアを開けて入ってきた先生は。。。
「あら、あなただったの?」なんて香取は言ってしまったが、うっす~い笑いを私に提供してくれる男性の先生でした。
そうか、、あなたJEWISHだったのね?

今回は、ホロコーストや第二次世界大戦のことではなく、ジェネラルなユダヤの方達の文化について教えてもらいました。
彼は、ユダヤ人学校を卒業しているのですね。なるほど。

日本人が日本人学校を選ぶように、アメリカ人が日本でアメリカンスクールを選ぶように、彼も家庭の教育方針があり、高校に入るまではユダヤ人学校にいたそうです。
アメリカで学校を選ぶというのは、きっと大変なことです。
現地の普通の学校にいくのはとっても手っ取り早いですが、その街その街で教育のレベルが違ったりします。教育のレベルの高い学校をもつと、そこの街のレベルも土地も税金もあがる。。。不思議なシステム。
なので、今のこの7月~9月までは「お引っ越しシーズン」です。
子供の学校のために街を引っ越す人、また子供が卒業したから、高い税金の街を出る人。。。さまざま。
その中で彼のご家庭はユダヤ人の学校を選ばれたのです。

そこでは、ユダヤ教についてのお勉強、もちろんヘブライ語の授業もたくさんあるそうです。
こちらで小さい帽子を常に頭に乗せている男性をたくさん見ますが、それは「yarmulka」と言ってなぜかぶるかの理由ははっきりしていないけれど、これをかぶっているとユダヤ教の神様が見つけてくれるそうです。なるほど。

私が興味をもったのは、「tefillin」という小さな箱で、それをおでこと腕につけてお祈りする。
しかもそれは1コ600ドルもする。。。って。。。へぇ、、、へぇ。。。
そして、ユダヤ教のお祈りの仕方は「歌」と「ダンス」だそうです。
よくビバヒルで、結婚式にみんな手を繋いで踊ってるけれど、あんな感じ?
いや、あれはイベント。あんなんではない、、、、そうです。
イスラム教も、お祈りは「アザーン」という神を讃える歌のような詩吟のような?そういうので始まりますが、きっとそうなんだろうな。そんな感じなのかな?

KOSHERと言われる、ユダヤの方達の食べ物もたくさん教えてもらいました。
コーシャーってすっごい不思議。
豚肉はだめ。。。これはモスリムと一緒。やっぱり起源は同じなんだよね。
それから、ミートと乳製品を一緒に食べてはいけないらしい。
「だから、チーズバーガーは食べられない。」と言っていた。意味不明だけれど、そういう厳しい習慣があるんですね。この方達も。

コーシャーの中で、あぁこれ食べてるやん?っていうのは、スモークサーモン、ハマス(HUMMUS)などなど。ベーグルもそうですね。
でも、お魚全部がいいのではなくて、貝、エビ、カニ、牡蠣はだめなんだって。
なぜなら、魚は体を鱗が覆っているからよくて、他のは違うからなんだって、、、それも意味不明だけれど、そういうことが当たり前なんだよね?彼らにしたら。

そういえば、血を流した動物は食べないらしく、牛肉をさばく人は特殊なテクニシャンで、血を流さないでさばくんだって、、、ほんとなのか!
そういえば、ニューヨークには、そういうお肉屋さんやマーケットがあるんだよね。

先生が言うには、ユダヤ人はイスラエルよりアメリカの方が多いよ。
ヨーロッパではドイツ訛りのヘブライ語、スペイン語訛りのヘブライ語もある。
「先生の家族はみんなヘブライ語を話すの?」
いや、うちのおばあちゃんはルーマニア語で、うちの家族では僕だけがヘブライ語を話せる、、、でも英語の方が楽。。。って先生はおっしゃっていた。

アメリカになぜ、東欧から移られたのかわからないけれど、きっと民族の文化を大切にしようと思われるご家族だったのでしょうね。

セミナーだから聞いているだけかと思っていたら、いっぱい質問もさせてもらったし、丁寧にも答えてもらって、、、たぶん、この先生、私の英語力に合わせてものすごく優しい言葉を使っている。。。と感じました。ありがたや。

最後に、ユダヤ教のイベントについて教わりました。
私の興味津々のCHANUKAH。
また思い切って聞いてみました。
「私、メヌーラ買ってもいいかしら?いつも買いたくて迷うんだ。私ユダヤ教じゃないし、当たり前だけれど、、、しかも日本人ってあまり宗教を信じていなくて、単なる飾りになっちゃうかもしれないけれど、ここで初めて見たの。きれいだし、、買ってもいい?」
(メヌーラはハヌカで使う燭台です。)

「いいよ。」
と彼は言いました。
でも、尊敬の気持ちをもって使ってね。
そのうち、君もユダヤ教になったりなんかして~~。。。

「それはないやろ~~。」爆!
セミナーはそんな感じでおわりました。
彼のセミナーには「ユダヤ文化パート2」というのがあって、私はそれにも興味があります。
なぜなら、中東問題やホロコーストについての話なんですって。

私がヨーロッパで行った強制収容所の話や、ホロコースト博物館の話もしたかったけれど、ちょっとしかできなかったのが残念でした。彼は彼で、伝えなければいけないことを、時間内に一生懸命話してくれたし、、、だけど、2時間に及ぶセミナー。。。お疲れ様。
お互いに。

例えば、この間「スマイル」について書いたときに、トラックバックしてくださったサイトがありました。私は、あんまりトラックバックは承認しないのですが、それは内容がおもしろかったのでそのまんまアップしています。

その内容は、ある方のカキコで
「スマイルは、人種差別に繋がるドラマではないか。なぜなら、あのフィリピン野郎というような差別的な言葉は、見ている子供達に差別する気持ちを植え付けてしまうのではないだろうか。こういう差別は、知らなければそのうちに消えてしまうのだから、わざわざドラマにして話題性を持たせるのは、差別を助長しかねないのでは?」
こんな感じでした。

私は、この方に対してコメントしていらっしゃるもう一人の方のカキコに同感でした。
「静かにしていれば差別がなくなる、、、と言うことの方が、差別を育てるのです。だって、知らなければ、知らないうちに差別していることもあるのではないですか?」

私は、「知る」ということは「相手を解る」ということだと思ってます。
「相手を解ること」は、
それは「相手を思いやる」ことに繋がるんだと信じています。

私はユダヤの方達が、ホロコーストに繋がる壮絶な差別を受けてきたことも知っているし、どんなことが彼らにされてきたのかも知っています。
だけど、どうしてもどうしても、「その理由」がわからない。
人間は、「突出した人」や「変わった人」や、「人とは違う考えを持つ人」があまり好きではないのかな。。。と思っています。
もし、それがJEWISHの方達は長く差別されてきたことの理由のひとつなら、一体何がどうなのか?知りたいと思いました。

ユダヤ教の教会シナゴークで使われる色々なもの、色々な彼らの装い、、
それから、厳しい習慣。
ちょっぴり扉を開けることができたかもしれません。

ともあれ、彼は自分に流れる、長い歴史を知りそれを受け入れ、その価値観を大切にしている民族のひとりなわけです。じょうずにアメリカ文化と調和しながら。

私達はどうかしら?日本人はどうかな。。。。と思います。
私はどこから来たのかしら?と。


さて、、、、JEWISHの彼。
いつも、うっす~い笑いを私に提供してくれる。
今回も「なんでやねん。」と思う一言がありました。

JEWISHの皆さんは黒いシルクハットのような帽子をかぶり、黒いコートを着て、そしてひげを伸ばされて、耳のところにくるくるにカールした揉み上げを蓄えていらっしゃいます。
それは、とっても厳しいユダヤ教の方々HASSIDIMと言う方々だそうです。
その話の時、彼はいいました。
まず英語で
「こういう人見たことあるでしょう?」と言ったあと、「イケテルモミアゲ」と言いました。
「イケテルモミアゲ。。。」(←英語と思っている)
は?いけてる揉み上げ?

「いや、それはいけてるかどうかは、わからんで。」
つい、香取も日本語で返したやんけ。

うす~い笑いが部屋に広がりました。


コメント
この記事へのコメント
セミナーの内容、授業をとってないのに細かく教えてくださって本当勉強になりました。
文化2もレポお願いします。私も探究心をいつまでも持ち続けたいなって香取さんのblogを読んでいつも思います。
2009/07/02(Thu) 16:45 | URL  | くみ #-[ 編集]
そんな大それた事ではないのですが
>くみさん
なかなかわかりづらいことや、「なぜ?」と思うことも多いのです。
でも、逆に彼らにとったら「日本人はなぜ?」って思うことも多いでしょう。

それが民族の違いってことですよね。
違ってても地球の仲間。
みんな仲良く~って思いますね。
2009/07/02(Thu) 20:25 | URL  | 香取 #-[ 編集]
知る事は、解る事
凄く勉強になりました。
文化や宗教って、知れば知る程、奥深いですよね。
ずっと、へぇ~と言いながら読ませてもらいました。アメリカ程じゃないですが、きっと日本にもあるんですよね。毎日の生活が当たり前になっていて、気付かずに過ぎ去っている事があるんですよね。すっごい小さい事とか…。でも、知ろうと思わないとそこで終了なんですよね。香取さんの社会や世間…いえ、世界との向き合い方って、いつも感心させられます。私も、見習わなきゃ!!
確かに知るということは、解る事に繋がりますよね。まずは、知る事。それは、失礼な事ではないのですよね。日本って、見ないふり、臭いものに蓋をする(ちょっと表現違うけど…)的な風習があって、だから閉鎖的な印象になってしまったり…でも、それが奥ゆかしいという表現にも繋がるのかもしれませんが…。また、レポ楽しみにしています。私の視野も広げさせて下さいね~!
2009/07/02(Thu) 21:31 | URL  | いずみん #-[ 編集]
ほんとうに。。。
>いずみんさま
コメントありがとうございます!
宗教って、日本人には理解しづらかったりしますね。
私は、大学の時結構がっつりとキリスト教のお勉強をする学校にいたので、ちょっとのぞき、その後イスラム教の国で過ごしたことで、またまた驚きがいっぱいあって、今回は、UAEでは絶対に会えなかったJEWSISHの方々に会えるのがおもしろいです。

知ることは、解ること。解ることは、相手を思いやること。
これは、かつて一緒に学年を組んでいた主任の先生が、年間通して子供達に言っていた言葉です。
その学校では、「沖縄戦」のことや「在日コリアン」の方達のことを、太平洋戦争のお勉強を通して子供達と学びました。北海道の隅っこの学校にしては、なかなかやりました。爆!

これは、ある意味辛い作業でもありますよね?知ると自分自身も傷つくことだって、いっぱいあるもの。うん。
だからね「スマイル」は、私達にとって「扉の前に立つ」ことのできたドラマだったのかな?って思います。まだ最終回を見てませんが。
視野を広げる。。。なんてとんでもないです。
でも、そう思っていただけたらとても嬉しいです。ありがとうでした!
2009/07/04(Sat) 01:14 | URL  | 香取 #-[ 編集]
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2009/07/04(Sat) 17:56 |   |  #[ 編集]
>ヒミツの方へ
>上の↑ヒミツの方へ
イスラエルへ行かれたことがあるのですね。
私はすぐ傍に住んでいながら、イスラム圏だったのでイスラエルのスタンプがパスポートにあると、再入国できなくなるということで断念しました。
でも、ドイツにいくと強制収容所巡りをしていました。

もちろん、私のいたアラブ首長国連邦にはJEWISHの方はおらず、私の人生のバイブルである「アンネの日記」は発禁でした。
私は自分が旅行した国では、必ず「アンネの日記」を買うことにしています。その国の言語に訳されている彼女の日記を手にしたいので。
私にとっては、それが「平和の象徴」であると思えるからです。
アメリカに来て最初に買った本も、彼女の日記でした。

人は、自分と違うstrangeなものに対しては警戒し、しかもそれがminorityであった場合は尚更です。
アメリカ、特にニューヨークはとても彼らにとって住みやすいそうです。ここで出会うJEWISHの方達はみんなそういいます。だけど、この国にもずっと続くアフリカンアメリカンへの方の差別もあり、そして、私達東洋人に対する差別もあります。
悲しいことに。

国を持たなかった彼らが今や国を持ち、母国語を持ち、武装し、ついでに核まで持っちゃって、そしてアラブ諸国にばんばん撃ち込んでいるのも何とも納得いかないけれど、けれどこうやって彼らは自分自身を守るしかないのかと思います。いじめられてきたから、相手の気持ちがわかる、、、っていう理論はそこにはもうないでしょうね。

アラブにいるときは、パレスチナ人のお友達も多く、彼らがJEWISHをとても憎んでいるのを目の当たりにしました。そして、ここでは、やっぱりJEWISHの方達は中東はこわい、、、っておっしゃいます。もはや個人レベルでは解決できない。

だけど、遠くから見ている私には、ユダヤ教とイスラム教の源が同じところにあるように見えますが。

国を追われる、戻るところを失う。
私にとっては理解の域を超えていることです。
でも、私はどこまでいっても、アラビアの人達のことも大好きだし、そしてここで出会うユダヤ人の方達も大好き。
みんな私からしたら、優しくて賢くて素敵な方達ばかりだから。

コメントありがとうございました。


2009/07/05(Sun) 00:49 | URL  | 香取 #-[ 編集]
コメントを投稿
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック