日本に戻ってきた香取とたろうが嵐を想い綴る「なまけ日記」
ニューヨークシティバレエ
2008年12月13日 (土) | 編集 |
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(David H.Koch Theaterにかけられている大きなポスター。1トンのクリスマスツリーの写真です。)


マンハッタンは香取にとって超エキサイテッド超!というような街。

とうとう、リンカーンセンターのふたつめの扉を開ける。
ニューヨークシティバレエです。

ジェロームロビンスがマスターとして生きた場所。
彼のホームです。
レナードバーンスタインのニューヨークフィルのホールと向かい合わせに立つNYCBのこのホール。

かつて、親友としてマンハッタンで生きたふたり。
Jewishとして、そしてアメリカの音楽界を、バレエ界を一流へと導いたふたりのホームが、ここマンハッタンで向かい合って建っているのです。
小さいとき、憧れ続けたミュージカルの世界。
ウエストサイドストーリー。
何度も読んだパンフレット。
その中のモノクロの写真のふたり。
ジェロームロビンスが、ウエストサイドの街角でダンサーさんに振り付けをしている写真。そして、指揮をする若き日のレニー。

私にとって、マンハッタンのこの場所は「夢の世界」でした。
そのロケ地は、大改築されてリンカーンセンターへと生まれ変わり、治安もよくなり、高級住宅街へと姿を変えました。

そこに建つAvery Fisher HallとDavid H.Koch Theater。
もうこの世界にはいないふたりが、なかよくお互いを見守っているようです。
共産主義者で、ゲイで、そしてJewishのロビンスが、生きるのがとても苦しい時もレニーは彼の親友だったと聞きます。
だから、なんだかリンカーンセンターのこのふたつの建物の間に立つと、とても不思議な気持ちになります。

さて、生まれて初めてのバレエ鑑賞。
演目はクリスマスの定番「くるみ割り人形」。
こっちでは、色々なバレエ団がそこかしこの劇場で公演しています。まぁ言えば、年末に放映される「忠臣蔵」みたいなものだと友人は言っていました。なるほど!

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ロビー開場の様子です。ちびっこもいっぱいでした。振り付けのジョージ、バランシンの名前があります。(ロビンスの前のマスターだそうです。)

このバレエはthe school of American Balletの子供達がたくさん出てきます。もちろん、主人公のマリーも王子様も子供達が演じています。

そして圧巻は1トンと言われる大きな大きなクリスマスツリーが、ステージ上に飾られているというところです。でも、開演した時は「あら、1トンってこんなものか?」って思いました。まぁまぁ背の高いクリスマスツリーが、マリーのおうちに飾られている。。設定なのですが。

でも、夜更け。
ネズミ達がくるみ割り人形を襲おうとしたときに、マリーがくるみ割り人形を助けるその下りで、、、、
クリスマスツリーが伸び上がり、、、巨大に巨大になっていくのです。
これは、、、、すごかった。
shockなんて観ている香取は車が飛んだって驚きません。でも、巨大クリスマスツリーがステージに現れたときは、周りの子供っち達と一緒に「おお~。」なんて言っちゃいました。

後半の大人の皆さんのバレエは素晴らしかったです。(実は、前半おいしかったランチのせいか、、、くるみ割り人形が王子になる場面まで見逃している。。。眠くて)
豪華な衣装。
完璧なダンス。
本当に「バレエって美しい。。。」と思いました。クラスの子供の発表会くらいは観に行った事があります。しかし、一流はちゃう。
そして、バレエでも?って思う、アメリカの観客の皆さんの応援。
かけ声、拍手、、、、子供達も大喜びの場面がいっぱいありました。

先生達に「し~~~!!」って言われながらも嬉しくて立ち上がっちゃう子供達。
もしかして出演するの?って思うくらいおしゃれをしてシートに座るお嬢様たち。
こうやってここの子達は、チャンスをいっぱいもらうんだね。
一流を観て、「何が本当の美しさ」なのかを知る。

このニューヨークシティバレエにはスクールオブアメリカンバレエという学校が附属しているらしく、劇場には一生懸命練習する子供達や先生達の写真が多く飾られていました。

「花のワルツ」大好きな曲。
そうですよ。チャイコですから。そして生オーケストラの演奏です。
大学の4回生の時、最後の提出物はオーケストレーションでした。
「好きなピアノ曲をオーケストラに編曲する」ことが課題で、卒業演奏会を終えた私達は、徹夜に徹夜を重ね?スコアを書いていました。
私が選んだのは、ショパンのワルツ。
そして、参考にさせてもらったのがチャイコ先生の「花のワルツ」。
もう何度このスコアを見たか。何度も何度も見て、この楽器の音域はどのくらいだから、、、とか、こういう使い方するとこういう音になるのね?
そして、バイオリンのボーイング、、、おお~~こんなところにスラー付けたらあかんやん?とか、こんな音出せんやろ?
「花のワルツ」のページを何度も何度もめくって、提出日のデッドライン、、、2時間くらい前に作曲科の先生の部屋に飛び込みました。

当時、東京芸術大学から客員で来て下さっていた先生は、私のスコアをぺらぺらっとめくって、「こういうスコアはね、斜めに見て行くと大体の音や響きがわかるもんなんだ。」っておっしゃって、最後のページの一番下にささっとサインを下さいました。

ステージでは、美しい衣装のダンサーが踊っているのですが、、、私の頭の中には、春間近い大学の、古い古い先生のお部屋が浮かんできました。
ホールの4階の高い場所で、京都の風景が見える。
音楽って、ふしぎです。

あぁ今日はニューヨークエンターテインメントのカテゴリーだったのに、なんだか思い出話書いちゃった。

私はアメリカに来たばかり。
まだ1年もたっていない。
なのに、なぜかずっとこの街は私の心の隅っこにあったみたいに、私を引き寄せて行きます。

今度は大人の本格的バレエを観たいと思いました。
ダフニスとクロエなんて観てみたいわ。
バレエは一粒で二度おいしい(ふるっ)。
だって、美しいダンスと本物のオーケストラも聴けちゃうんですから。

そういえば、お隣の建物メトロポリタンオペラのホールでは、小沢征爾さんが振っていらっしゃいます。
そんな息吹をいっぱい感じる街。
やっぱりマンハッタンが大好き。

nutcracker2.jpg

メットオペラのホール。大きなクリスマスツリーは今飾り付けている途中でした。この中にきっと小澤さんがいらっしゃるわけです。

明日はまたまたグリニッジビレッジです。
私のジャズピアノの神様マッコイタイナーのライブです。

コメント
この記事へのコメント
くるみ割り人形
くるみ割り人形、私は横浜で観ました。
娘二人連れて・・・・。まだ反抗期まっただ中の長女が
開演時間ギリギリになってしまったのに、ちっとも速く
歩いてくれなくてv-356
次女と走るようにずんずん歩いて会場に向かいました。

バレエってほんと贅沢ですよね。
踊りだけでなくオーケストラも楽しめるのですから。
ああ、でもここのところバレエもジャニーズ以外のコンサートも
行かなくなっちゃいましたねぇ。。。。
2008/12/14(Sun) 01:06 | URL  | ちゅみまま #JSqBSQcU[ 編集]
冬の定番だそうです
>ちゅみままさま
私、ヤマハの講師時代に、くるみ割り人形のミュージカルに出た事があって、なんとまぁお茶の精でした。超恥ずかしかったです。歌まで歌わされていました。爆!
「くるみ割り人形」
有名すぎて、なんだか色々な思い出がありますよね。
チャイコフスキーに出会う最初の曲、、、そんな感じでもありますね。素晴らしい素晴らしいバレエでしたよ。

私は後2年半。
ジャニーズ以外の色々なものを見て戻りますね。

反抗期のお嬢さんがゆっくり、、、その風景がなんだか目に浮かびます。うふふ。
お会いした事もないけれど。
2008/12/14(Sun) 01:16 | URL  | 香取 #-[ 編集]
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